府中市美術館
府中の森公園内にある『府中市美術館』は、緑がきれいな美術館です。
春には公園の桜並木が見どころ、四季を楽しめるのも良いところ。美術館では、親子で楽しめるワークショップなどイベントが定期的に開催されています。公園や美術館には市外から来る人もいるくらい人気のスポットです。
館内ロビーは、ガラス張りで外の光がたくさん入る室内に、公園の木漏れ日をながめながら落ち着いて過ごせる空間です。ロビーや通路、外にもイスがたくさんあって待ち合わせにも便利。
ミュージアムショップには展覧会に関連した商品の他にもこだわりの雑貨がいっぱい。通路には市外美術館のポスターやチラシがずらっと並んでいて、今開催されている展覧会情報が楽しめます。他にも、図書室には美術の専門書がたくさん。
府中市美術館の創作室では、毎週いろいろなオープンプログラムが開催されています。
第1土曜日が、アートスタジオのオープンプログラム。こちらは未就学児でも親子で参加できるワークショップで、世界に一つだけの作品を作って楽しむことができます。材料費はお財布に優しいワンコイン100円。
今回は「凸版でおもしろ模様のハンカチづくり」に参加しました♪
子どもたちが自分で考えて作ってみて版画を体験、版画を作るのは初めての子も。どうやったら良いのかな?と分からなくなっときには、講師の作家さんやサポートをしてくれるボランティアスタッフさんと相談したり、作業をお手伝いしてもらったり。子どもたちも夢中で、紙を切ったり貼ったりしてハンカチに擦るための版を作っていました。
もちろん、お父さんやお母さんも参加できます。
インクを塗る作業やアイロンをかける時は大人の人に手伝ってもらい。出来上がり!
できたハンカチの絵を説明してくれる子や、できばえを照れくさそうに見せてくれる子など、子どもたちもとっても満足そうでした♪
(毎回内容が変わりますので、府中市美術館のホームページ「アートスタジオ」をご覧ください。)
子育てひろば「はじめてアート」は、美術館を赤ちゃんと一緒に鑑賞でるプログラムです。
「常設展・牛島憲之記念館」を、学芸員さんの話を聞きながらゆっくりみられます。保育士さんもいてくれるのでとっても安心。日常を離れてちょっと一息。展示を見た後に感想を話したりと、お母さんたちとの交流もあり楽しいひと時。
(こちらは市民対象で事前申し込みのち抽選になります。詳細は、年に数回、「広報ふちゅう」でお知らせされます。)
外のソフトクリームの看板が目印、カフェロンタン。館内入口の食品サンプルがとってもレトロです。
展覧会をみたあとにおしゃべりしながら、お茶でちょっと休憩するときにも便利。クリームソーダーやあんみつなど昔の喫茶のようなメニューに心惹かれます♪
ハヤシライスやエビピラフ、ホットケーキなどの軽食もあり。晴れた日なら公園の緑を感じながら食事ができるテラス席がおすすめです。
室内はバリアフリーで車椅子・ベビーカーの貸し出しは受付、または2階展示室入口で声をかけてもらえれば借りられるそうです。私も以前、展示室入口で声をかけてもらいベビーカーを貸してもらいました。長時間、抱っこひもだと腰が痛くなるので、展示室で借りられるのはとても助かります。
公開制作室では、プロのアーティストの制作を見ることができ、普段はあまり見られないような現代アートに触れたりタイミングが合えば中に入って作家さんとお話できたりと、子どもたちも興味しんしん!
市民ギャラリーでは、府中市で活動されている作家さんや美術団体の展示、小学校や中学校の絵画展などを含め、年間通していろいろな展示を行っています。
ふらっと立ち寄れ無料で楽しめるので、公園に遊びに来たついでに見られるのも良いところです。
初めての取材で「府中市美術館」に伺えて、とても光栄です!
都心の美術館とはまた違った特色があるので、府中市美術館の良いところを多くの人に知ってもらえたらいいな〜と思いながら取材をしました。ふだん、私たちが美術館に行くときは展覧会に注目しがちですが、実は、子どもたちや若いアーティストの育成にも力を入れています。
なかなか美術館で学芸員さんにお話を伺う機会が少ないと思いますが、市営美術館だからこそ赤ちゃんからお年寄りまで幅広い世代に、美術を身近に感じてもらえる工夫がたくさんされています。
たとえば、教育普及のアートプログラムは毎週イベントが開催されていて、子どもから大人向けまで様々な企画を「教育普及担当」の学芸員さんが行っています。ワークショップの企画や展覧会の解説などもしますので専門性はもちろん、幅広い知識が必要となります。ワークショップでは講師の作家さんのお手伝いとして、誰でも「ボランティア」に参加できます。
他にも、「公開制作室」があるのは府中市美術館だけ。現代アートの活動を知ってもらう場として、常に企画を開催。「市民ギャラリー」が隣接され、美術が好きで制作をされている仲間や団体で展覧会を行ったりと市民活動がしやすいのも良いところですね。こういった府中市美術館の良いところを、今後も多くの人に知っていただけると嬉しいです♪
施設名 | 府中市美術館 |
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住所 | 府中市浅間町1丁目3番地 |
電話 | 042-335-7576 |
開館時間 | 10:00から17:00まで(入場は16:30まで) |
休館日 | 月曜日 |
WEBサイト | https://www.city.fuchu.tokyo.jp/art/index.php |
交通アクセス | 【電車】 東府中駅からは徒歩約17分。 【バス】 府中駅からちゅうバス(多磨町行き)に乗り約7分「府中市美術館」下車すぐ。 |
最終更新日:2019年6月10日