てばなす
「みんな知り合い ウキウキワクワク そしてありがとう」
社会福祉法人 府中市社会福祉協議会が、地域の生活課題を地域の方と共有して解決していくしくみとして、2019年現在「わがまち支えあい協議会準備会」を市内の文化センターエリアごとに推進しています。
紅葉丘文化センターを拠点エリアで活動する紅葉丘支えあい協議会には、けやきの森学園に子どもを通わせているお母さんから、「子育ての悩みについて話す場がない。」という声が寄せられました。そこで、子どもの発達に不安がある保護者が集まって話せる場として「てばなす」が発足しました。今回が5回目の集まりです。
「てばなす」とは自分の中にあるものをいちど手放して、だいじなものをつかみ直すという意味があるそうです。悩みを手放し少し前向きな気持ちで帰れたら。という願いを込めています。
和室に座布団や机が準備され、お菓子やお茶をいただきながら和やかな雰囲気でお話ができます。
この日は小学校高学年から社会人まで、幅広い年代のお子さんのお母さんが集まり、思春期のお子さんとの関わり方や、特に通級で困っていることなどで話が盛り上がりました。2019年4月から、活動のブログもスタートさせたそうです。具体的な活動内容を少し詳しくお知りになりたい方は、HPやブログをご覧になってみてください。
この会では専門家がいらっしゃるわけではありませんが、先輩保護者の経験が活かせる場となっています。加えて、わがまち支えあい協議会のメンバーが参加することで、発達障がいの当事者だけではなく、地域の皆さんにも発達障がいのことを理解してもらうこともめざしています。
紅葉丘のわがまち支え合い協議会では、地域限定ではありますが1回30分程度100円で「ゆる〜い生活支援 ありすの手」も始まったそうです。市の産前産後ヘルパーさんは利用期間が限られていますが、こちらは無制限。ちょっと買い物をお願いしたい! 郵便物を出したい! といったお願いに対応してくださるそうです。
お話を伺っていて気になったので、けやきの森学園の過ごし方やカリキュラムなどかなり初歩的な質問をしてしまいましたが、参加者の皆さんはとても丁寧に、優しく答えてくれました。こういった場があることで、周囲の障がいをお持ちの方への理解が深まり、困っていることがあれば声をかけたりといった、地域での子育てにつながっていくのだなと感じました。
Written by ミョウガ
名称 | てばなす〜子どもの発達に不安がある家族の交流会〜 |
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代表 | 松澤利子 |
主な活動場所 | 紅葉丘文化センター 2階 和室 |
開催日 | 奇数月の木曜と土曜に交互に開催(2月に1回) |
費用 | 100円 |
内容 | 子どもの発達に不安がある家族や、地域の方の座談会(誰でも参加できます) |
申込み・連絡先 | 社会福祉法人 府中市社会福祉協議会 Tel:042-364-5382(月〜土 8時半〜17時) Fax:042-362-9090 mail@fsyakyo.or.jp https://wagamachi-momiji.jimdofree.com/ |
最終更新日:2019年12月1日