JR府中本町駅から徒歩5分。旧市立矢崎幼稚園跡地に2024年4月に開設された府中市子ども発達支援センターはばたきは、発達や学校生活に不安を抱える0～18歳の子どもとその保護者を対象にした施設です。
「ライフステージが変化しても途切れない支援を」をコンセプトにしており、従来は別の施設にあった子どもの発達支援事業と教育・就学相談事業が一緒になっているところが大きな特徴です。

2階は週5日通園型の「児童発達支援すてっぷ」と保育園や幼稚園と併用しながら月1～2回通う「グループ支援」を実施しているエリアで、主に未就学児対象の療育支援を行っています。
それぞれの教室には2部屋ごとにトイレや洗面所が完備しており、常にスタッフの目が行き届くような仕組みになっています。広いホールには大きなボールプールやトランポリンなどもあり、屋内でも思い切り体を動かせます。外遊びができる「あおぞらひろば」では夏はプール遊びも。
子どもたちの発達や発育に合わせて、季節を感じながら集団の中で過ごす体験を重ねていきます。

また、「すてっぷ」には送迎と給食があります。仕事や家庭の事情で今まで通園が困難だった保護者にとって、送迎は念願の支援だったため、「とても助かる」という声を耳にします。
一方で「はばたきでの子どもの様子を直接見たい」「先生やスタッフとお話したい」という理由で保護者自身で送迎している方もいるとのこと。
保護者の考えや事情によって選択できるようになったのは、「はばたき」の大きな特色のひとつです。

はばたきでは、その他にも関係機関との連携や保護者支援、地域支援などさまざまな事業を実施しています。
対象年齢の幅が広がり、就学後も同じ施設で相談ができ、必要に応じて発達支援部門と教育部門が連携して支援を行ってくれるため、今まで以上に充実した切れ目のない支援が可能となりました。
子どもについての心配事や不安は、親になった瞬間から必ず誰もが抱えます。それは子どもが成長するごとにより幅広く多様になっていきます。

「こんなことで相談してもいいのかな？」とか「ちょっと人には言いにくいな」と思うかもしれません。
でも一人で抱えず、ぜひ一度相談してみてください。
専門的な知識を持ったスタッフがプライバシーに配慮しながらしっかりと話を聞いてくれます。